Galaxy S25 Ultraが再起動を繰り返して電源が入らなくなった【基板復旧修理】
- 2026年11月7日
- 2026年11月7日
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| 機種名 | Galaxy S25 Ultra |
|---|---|
| 故障内容 | 突然フリーズしてから再起動ループするようになった(正常に起動しない) |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
突然のフリーズと再起動ループに陥ってしまった「Galaxy S25 Ultra」
今回はSamsungのフラッグシップモデル、Galaxy S25 Ultraの基板復旧修理事例のご紹介です。
お客様によると、「今朝になって急に画面が固まり、勝手に再起動を繰り返すようになった。そのうち画面も映らなくなり、ロゴが出ては消える再起動ループから抜け出せなくなってしまった」とのことでした。
途中、リカバリーモードの画面が表示されたものの、電源オフやシステムのリセット等を試しても再起動ループが止まらない状態だったそうです。
「内部に保存されている大切な写真や動画を取り出したい、なんとか一度立ち上げてGalaxy同士のデータ引き継ぎを行いたい」と、すがる思いで当店へご相談いただきました。

まずは店頭にて端末の状態を確認します。
ご申告の通り、SAMSUNG Galaxyのロゴが表示されては消える動作を繰り返しており、稀にホーム画面まで辿り着いても、動作が極めて不安定ですぐに電源が落ちて再起動してしまいます。
お話を詳しく伺うと、普段から「充電器に繋ぎながら頻繁に動画を視聴する」など、端末にかなりの負荷をかけて使用されていたとのことでした。
分解して内部の簡易検査を行います
原因を切り分けるため、背面パネルを慎重に剥がして内部の点検を行います。
再起動を繰り返す症状は、バッテリーの劣化や電源ボタンの不具合でも発生することがあるため、まずは交換可能なパーツのチェックから進めます。
しかし、検証用のパーツに付け替えてテストを行っても、挙動の不安定さや再起動ループは一切改善されませんでした。
周辺パーツの故障ではないことが確定したため、本体フレームからメイン基板を取り外し、基板の精密検査へ進みます。

メイン基板の検査と原因の特定を行います
取り出したメイン基板のシールド(金属カバー)を外し、顕微鏡やテスターを用いて回路の状態を詳しく調べていきます。

各電源ラインのショートやコンデンサの破損は見当たりませんでしたが、検査の結果、端末の頭脳である「CPU」と「RAM(メモリ)」チップの接合部分に異常があることが判明しました。

今回の故障は、充電しながらの動画視聴といった高負荷な使用環境が大きく影響していると考えられます。
充電時の発熱と、動画再生によるCPUの発熱が重なることで基板内部はかなりの高温になります。この「激しい発熱による膨張」と「冷却による収縮」が日々繰り返された結果、チップと基板を繋ぐ微細な「はんだボール」に金属疲労が蓄積し、クラック(亀裂)が生じて接触不良を引き起こしている可能性があります。
※一瞬ホーム画面まで行けるもののすぐに落ちてしまうのは、通電してチップが温まるとわずかに膨張して接点が離れてしまうという、はんだクラック症状の一例です。
CPU・RAMチップを取り外します
症状を根本から改善するためには、接触不良を起こしているCPUとRAMチップを一度基板から取り外し、はんだの接点を一から作り直す「リボール」と再実装を行う必要があります。
Galaxy S25 Ultraも近年のハイエンド機と同様に、下層のCPUの上にRAMチップが重なって実装されている「PoP(Package on Package)」と呼ばれる二階建て構造になっています。
そのため、2枚のチップをどちらも安全に取り外す必要があります。
周囲の微細な部品に熱ダメージが及ばないよう耐熱テープで保護した上で、ヒートガンの温度と風量を厳密にコントロールしながら、1枚目のRAMチップ、続いて2枚目のCPUを慎重に剥がしていきます。

無事に2枚とも取り外しが完了したら、基板側の接点(パッド)と各チップの裏面に残っている劣化した古いはんだや硬化した樹脂(アンダーフィル)を、はんだごてと吸い取り線を使って綺麗に除去します。
このクリーニング作業に少しでもムラがあると、再実装した際にチップが傾いたり接触不良が再発したりするため、鏡面のようにフラットになるまで丁寧に仕上げます。

チップのリボールと再実装を行います
クリーニングを終えたCPUとRAMチップそれぞれに、専用のステンシル(金属の型枠)をセットし、はんだペーストを隙間なく塗り込みます。
そこに適切な熱を加えることで、数百個の微細なはんだボールを均一な大きさで再形成します(リボール)。
顕微鏡ですべてのボールが美しい球状に揃っていることを確認できたら、下準備は完了です。

リボールが完了したチップを、まずは下層のCPUから基板の所定の位置へ正確に配置し、熱を加えて接合します。続けて上層のRAMチップを重ねて実装します。

二階建て構造の両方を寸分の狂いなく接合させるには非常に高い技術が求められますが、今回も綺麗に再実装することができました。
データそのままで無事に起動!引き継ぎ可能な状態へ復旧できました!
基板が自然に冷めるのを待ってから本体フレームに組み戻し、電源を投入します。
すると、先ほどまでのループ症状が改善され、スムーズにロゴ画面を通過し、無事にホーム画面が立ち上がりました!
そのまましばらく動作させても勝手に再起動することはなく、安定して稼働しています。USB充電テスターの数値も「1.213A」と正常に充電されていることが確認できました。
もちろん、お客様が最も気がかりだった写真や動画などの内部データもすべてそのままです!
これで無事に修理完了です!

Galaxy S25 Ultraのようなハイスペックモデルであっても、充電しながらの長時間の動画視聴やゲームプレイなどによって熱ストレスが蓄積すると、今回のようにある日突然起動しなくなってしまうケースがあります。
メーカーやキャリアショップでは「基板交換(データはすべて消去)」と案内されてしまう症状でも、スマートまっくすの基板修理であれば、大切なデータを守ったまま復旧できる可能性が十分にあります。
「急な故障でバックアップが取れていない」「新しいスマホにデータを引き継ぎたいのに電源が入らない」といったトラブルでお困りの際は、ぜひ諦めずに当店までご相談ください。店頭でのお預かりはもちろん、全国往復送料無料の郵送修理も随時承っております。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Samsung |
|---|---|
| ブランド | Galaxy |
| シリーズ | S シリーズ |
| 機種名 | Galaxy S25 Ultra |
| 故障内容 | 突然フリーズしてから再起動ループするようになった(正常に起動しない) |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
店舗情報

スマートまっくす 代々木駅前店
| 住所 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目32-12 HOUWAビル5F |
|---|---|
| 最寄り駅 | 【JR山手線】【JR総武線】代々木駅から徒歩0分、【JR山手線】新宿駅南口から徒歩10分 |
| 営業時間 | 10:00~20:00 |
| 定休日 | 年中無休(年末年始休業あり) |
| 電話番号 | 0120-881-990 |
お使いの端末の不具合でお困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。