AQUOS R2 compact 水没してから表示しなくなった端末

AQUOS R2 compact 水没してから表示しなくなった端末

こんばんは。スマートまっくす大阪梅田店でございます。
この度も数あるお店から、当店をお選び頂きまして誠にありがとうございます。

今回ご紹介する修理端末はこちらです。

AQUOS R2 compact（SH-M09）　

2019年2月発売。フラッグシップモデル「R」シリーズのcompact版になります。

約5.2型フルHD+（2280×1080ドット）の「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」を搭載しており、
小さいながら、Snapdragon 845のストレージ、4GBのメモリ、64GBのストレージを積んでいるので、
そこそこハードな使い方でも、メイン機として利用できる端末となります。

水没復旧修理とは？

スマートフォン、タブレット、ガラケーなどの、身の回りの電子精密機器。
防水端末とはいうものの、経年劣化や使用状況次第で、内部まで水が浸入してしまう場合がございます。
（もちろん、個体差もあり、新品でも状況次第で水没します。）

中に水が入るとどうなるか。
プリント基板の回路やチップ、端子の素材にアルミや銅、金や銀などの金属が使用されているので、
これに錆や焦げ付き、腐食など不純物が発生し、パーツや回路が破損することで不具合が生じます。
また、その状態で電気が流れると、CPUそのものがショートしてしまうケースも。

当店では洗浄をして、不具合パーツを交換して修理を行っておりますが、
精密電子機器の特性上、水没後遺症として後ほど不具合が発生する可能性もあることから、
通常使用を目的とした修理は受付しておらず、
原則として操作不能端末（電源が入らない、タッチが出来ない、表示しないなど）の
データのバックアップを目的とした場合のみ対応しております。

水没したらどうすればいいの？

①充電器を差すのを控えましょう。
水は電気を通すので、一発でショートする可能性もあります。

②乾燥させるのはやめましょう。

シリカゲル、お米と密封したり、冷凍庫に入れても、内部の水だけ無くなる、というパターンはそうありません。
というか、腐食が進行しやすくなります。

起動操作に影響のないパーツのみ破損してればいいのですが、運が良いパターンです。

③お早めに修理店へお持ちください。
できたら濡れたままで、すぐに修理店へ持ち込み、分解洗浄をしてください。
早ければ早いほど、復旧率はあがります。
腐食が進めば、破損箇所も増えていきます。

「そんなにすぐ腐食するの？」とよくご質問を頂きますが、
皆様の思っている以上にすぐに腐食し始めます。
なんなら、1日しか経ってなくても、結構な量の水が残った状態でも、
パーツに錆が出来てたり、焦げてたりしますのでご注意ください。