続いてチェックした部分はDock基板です。ちなみにGoogle pixel 3aは本体下部にDockを基板を有しています。この基板には充電コネクタからの電気、そしてバイブレーター、音声マイク、外部スピーカーなどが接続されるインターフェイス基板となっており、それらの電気信号が1本の幅広フレキシブルケーブルでメイン基板へと接続されています。
今回、そのDock基板が壊れている可能性も排除できない為、交換しましたが、やはり電流は流れず、Dock基板の故障ではないことが分かりました。
そして、最後に疑ったパーツ、それはフレキシブルケーブルでした。通常、フレキシブルケーブル自体の不具合は殆どございません。ごく稀にはございますが、壊れるような電子部品も無く、有るとしたらフレキの両端にあるコネクタ部分のはんだクラック、はんだ不良となります。やはり予感は的中しました。
今回このフレキ(写真1枚目赤枠)のはんだ溶接不良が原因でした。おそらく何らかの経年劣化等で不良となったと思われます。当該フレキケーブルも当店ではストックしておりましたのですぐ交換。下記写真のように電流値1.4A流れ、無事充電できるようになり即日にて修理完了です。