リアパネルを分解したら、すぐに本体内部に水が入り込んでいる事が分かりました。
カメラ横に水分が付着しています。
防水スマホの厄介な所は、一度中に水が浸入すると中々乾かないという事です。
ネットではよく間違った知識が散見されます。
【水分を抜くため、端末を振った】
【シリカゲルや米と一緒にジップロックにスマホを入れて水分を抜く】
【ドライヤーで乾かす】
これらは実は全て、あまり効果を発揮しません。
前述の通り、一度入り込むと水が抜け出す通路がほとんどないため、乾く事はありません。
もう大丈夫だろうと、充電器を挿したり、電源を入れたりして端末本体にトドメをさして復旧不能に陥る事もよくあります。
【水分を抜くため、端末を振った】→無事な回路に水が侵入して余計に故障します。
【シリカゲルや米と一緒にジップロックにスマホを入れて水分を抜く】→防水仕様のスマホは通気性がないため、ほぼ無意味です。
【ドライヤーで乾かす】→防水スマホに対して、ドライヤーの熱程度では水分の蒸発・気化に至りません。
水没した場合の最も有効な手段は
1.可能であれば電源を切る(バッテリーを外す)
2.すぐに修理店に持ち込む
3.分解して中の水分を抜く
最近のスマホではユーザー自身では分解できないようになっています。
正規のキャリアショップではこういった初動の対応はしてくれないので、やはり民間の修理店に持ち込むのが最も復旧確立を上げる有効な手段と言えるのではないでしょうか。