Galaxy S22 Ultra フリーズ後、電源が入らなくなった【基板復旧修理】
- 2025年9月16日
- 2026年6月6日
- 修理ブログ
- Galaxy, 代々木駅前店
- Galaxy S22 Ultra, 基板修理
目次
| 機種名 | Galaxy S22 Ultra |
|---|---|
| 故障内容 | フリーズ後、電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
フリーズ後、電源の全く入らなくなってしまった「Galaxy S22 Ultra」
今回は端末が突然フリーズした後に、全く電源の入らなくなってしまった「Galaxy S22 Ultra」の基板復旧修理事例のご紹介です。
まずは店頭にて端末の状態を確認します。
電源ボタンを押してみますが、やはり全く反応がありません。
また、充電テスターを挿してみますが0.165Aとごく僅かな電流しか流れていません。
今回のように「フリーズ後に電源が入らなくなる」という症状と、「ごく僅かな電流値」を総合的に判断すると、メイン基板に異常が生じている可能性が高いと考えられます。
早速分解を行い原因の究明から行っていきます。

まずは簡易的な検査を行います
メイン基板の故障が疑わしい状況ですが、その他パーツにも異常が起きていないか事前に検査を行います。
バッテリーや充電端子など、交換可能なパーツをテストしますが異常は見受けられません。
やはり、メイン基板に原因がありそうです。

メイン基板を点検します
メイン基板を取り出して、抵抗値やダイオード値、リークなどを調べたところ、CPU周りに異常があることが確認されました。
おそらく長期間の使用によるCPUの発熱と冷却の繰り返しにより、チップを固定している「はんだ」に微細なヒビ(クラック)が発生したものと考えられます。
これは肉眼では確認できないほど細かい不良ですが、起動不良やフリーズの原因になってしまいます。
改善するためには、一度CPUチップを基板から取り外し、新しい「はんだボール」を形成して再度基板に実装する(リボール作業)必要があります。
それでは、実際に作業を行っていきます。

CPUとRAMチップを取り外します
今回の機種は、CPUとRAMチップが二重に重なって実装されている構造のため、修復作業を行うには両方のチップを一度取り外す必要があります。
作業では、まずチップ上部からヒートガンを使って適切な温度まで加熱し、基板とチップをつなぐ「はんだボール」を溶かします。
その後、一枚ずつ慎重かつ手早く取り外していきます。

取り外したチップや基板には、古いはんだやフラックスなどが残っているため、丁寧にクリーニングを行います。
清掃が完了したら、次にステンシルをチップに当て、はんだペーストを均一に塗布します。
その後、適切な熱を加えることで、下記画像のように整った丸い「はんだボール」を形成します。
このリボール作業の工程は非常に重要で、仕上がりの精度がその後の再実装の成功率や端末の安定動作に大きく影響します。

チップを再実装します
準備の整ったチップを一枚ずつ基板に乗せ、適切な熱を加えて再実装します。
しっかりと実装されたことを確認したら、基板の補修作業は完了です。

無事に修理完了です!
補修の完了した基板をフレームに組み込んで、電源ボタンを押してみます。
電源が入りお客様が設定されたロック画面も正常に表示されました!
各種データも問題がなさそうなので、残りの動作確認をしっかりと行い、無事お客様へご返却となりました。

この度も基板復旧修理のご依頼を頂き誠にありがとうございます!
今回のように、CPUやRAMチップのはんだボールが割れてしまうことで、フリーズや電源が全く入らない状態になる事例は多く見られます。
主な原因としては、高温環境での長時間使用や、負荷の高いアプリを連続で使用することが挙げられます。
そのため、端末を少しでも長持ちさせたい場合は、適度に休ませながら使用することをおすすめします。
もし同様の症状でお困りの場合は、当店までお気軽にご相談ください。
専門スタッフが丁寧に診断し、修理・対応いたします。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Samsung |
|---|---|
| ブランド | Galaxy |
| シリーズ | S シリーズ |
| 機種名 | Galaxy S22 Ultra |
| 故障内容 | フリーズ後、電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

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|---|---|
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| 電話番号 | 0120-881-990 |
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