Galaxy A52 5G 再起動ループ・ロゴから進まない不具合【基板修理・CPUリボール】
- 2025年12月6日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- Galaxy, 代々木駅前店
- Galaxy A52 5G, 基板修理
目次
| 機種名 | Galaxy A52 5G |
|---|---|
| 故障内容 | ロゴループ症状に陥り同業他社でバッテリー交換を試したが復旧しなかった |
| 作業内容 | CPUチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
ロゴでループしてしまい正常に電源の入らなくなってしまった「Galaxy A52 5G」
使用中に突然電源が落ちて、再起動を繰り返す「ロゴループ」状態になってしまった「Galaxy A52 5G」の基板復旧修理事例のご紹介です。
なお、今回のお客様は「他店にてバッテリー交換を試したが症状が改善しなかった」という経緯で当店へ持ち込まれました。
結論から申し上げますと、これはバッテリーの劣化やAndroidシステムの破損ではなく、メイン基板(マザーボード)に搭載されたCPUの半田割れ(クラック)が根本原因です。
スマートまっくすでは、この症状に対して「CPUリボール(再実装)」という高度な基板修理技術を用いることで、データを消さずに復旧させることが可能です。今回はその修理工程の一部をご紹介します。

再起動ループの原因と修理について
この機種においては、落下などの衝撃や、長期間の熱膨張収縮のストレスにより、基板とCPUを接合している半田ボールに亀裂が入ることがあります。
これにより電気信号が正しく伝わらなくなり、起動プロセスが完遂できずにループ症状が発生します。
今回のように、再起動を繰り返す症状を見ると「バッテリーの寿命では?」と診断され、交換修理が行われるケースが少なくありません。しかし、原因が「CPUと基板の接触不良」にある場合、いくら新しいバッテリーを取り付けても電気信号の回路は断絶したままなので、症状は改善しません。
メーカー修理では「基板交換」となりデータが消去されてしまいますが、当店では「今ある基板そのものを修理」するため、写真やLINEの履歴などの大切なデータはそのまま残ります。
まずは検査と原因の特定を行います
まずは背面パネルを慎重に剥がし、内部へアクセスします。
今回は他店様ですでに一度分解されている状態だったため、通常よりもスムーズに取り外すことができました。
すでに検査済みとのことですが、念のため、当店でもバッテリー交換やコネクタの接続確認を一通り試します。

残念ながら、やはり改善は見られませんでした。
続けて基板を取り出して顕微鏡で詳細に観察します。
目視レベルでのクラックや焼損、水没痕跡は見られません。 しかし、DC安定化電源(直流電源装置)に接続して起動時の電流値をモニタリングすると、特定の数値を行き来して起動プロセスが進まない特有の波形が確認できました。
これはCPUが正常にメモリやストレージと通信できていない際に見られる典型的な反応です。
原因も判明したため、早速CPUのリボールと再実装を行っていきます。

CPUの取り外しとリボール・再実装
それではCPUの取り外しを行っていきます。
なお、ここからが最も技術を要する作業です。
基板上のCPU周辺は「シールド」と呼ばれる金属板で覆われているため、ヒーターで熱を与えて除去します。そうするとCPUを露出させることができます。
専用のヒートガンと治具を使用し、数百度の熱を加えながらCPUチップを取り外します。
この際、少しでも熱を与える時間や熱量を間違えるとチップがダメージを受け、修復不可能になるため、非常に繊細な技術が求められます。
取り外したCPUと基板側には古い半田や不純物が残っているため、これらをクリーニングし、新しい半田ボールを均一に並べ直す作業(リボール)を行います。

リボール処理を施したCPUを再び基板へ実装し、冷却後に組み上げを行います。

データそのままで無事に修理完了です!
再組み立てを行い、電源を投入します。無事にロゴループを抜け、ホーム画面が表示されました!
もちろん、タッチ操作やカメラ、通信機能などの動作も正常で、お客様の大切なデータもそのままの状態です。

この度も基板復旧修理のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
Galaxy A52 5Gに限らず、AシリーズやSシリーズの「ロゴループ」「再起動繰り返し」は基板修理で直る可能性が高い症状です。
・データそのままで修理したい
・他店でバッテリー交換をしたが直らなかった
・メーカー修理だとデータが消えると言われた
このような場合は、ぜひスマートまっくすへご相談ください。東京・大阪の店舗への持ち込みはもちろん、全国からの郵送修理にも往復送料無料で対応しております。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Samsung |
|---|---|
| ブランド | Galaxy |
| シリーズ | A シリーズ |
| 機種名 | Galaxy A52 5G |
| 故障内容 | ロゴループ症状に陥り同業他社でバッテリー交換を試したが復旧しなかった |
| 作業内容 | CPUチップのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

【東京】代々木駅前店
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|---|---|
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