Galaxy S20 充電をしていたら電源が入らなくなった【基板復旧修理】
- 2025年9月14日
- 2026年6月6日
- 修理ブログ
- Galaxy, 代々木駅前店
- Galaxy S20, 基板修理
目次
| 機種名 | Galaxy S20 |
|---|---|
| 故障内容 | 電源が全く入らない |
| 作業内容 | Wi-Fiチップの交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
【Galaxy S20】の電源が突然入らなくなった...
今回は電源の全く入らない(起動しない)状態となってしまった【Galaxy S20】の基板復旧修理事例のご紹介です。
ご自宅で充電器を挿していて、使用しようと思ったら既に電源が入らなくなってしまっていたとのことです。
一度は同業他社にてバッテリー交換を試されたそうですが、残念がら復旧には至らず、セカンドオピニオンとして当店にご相談を頂きました。
症状や検証結果から考えるに、恐らくメイン基板に不具合が起きている可能性が高いため、早速分解検証を行っていきます。
まずは簡易的な検査をします
充電テスターを接続して数値を確認してみますが、0.02Aほどとほとんど電流が流れていません。
引き続き分解を行い、バッテリー自体の電圧など内部の簡易的な検査も行いますが、基板以外の交換可能なパーツに異常は見受けられませんでした。
当初の見立て通り、メイン基板に故障の原因がありそうです。

メイン基板を点検します
メイン基板をフレームから取り出して、原因箇所を調べてみます。

安定化電源を基板の所定の位置に接続して、電圧を印加してみます。
本来であれば電流値は0Aのはずが、勝手に0.049A流れ出しました。
明らかにショートが発生しています。

続けて、電圧を印加した状態のままサーモグラフィーカメラで基板全体を観察します。
すると、Wi-Fiチップ表面に局所的な発熱が認められました。
どうやら、チップ自体が破損して、内部にリークが発生しているようです。

Wi-Fiチップを取り替えます
原因が判明したので、早速Wi-Fiチップを基板から取り外します。
ヒートガンでチップを炙りながら、基板と接続されているはんだを溶かします。
しっかりと溶けたことを確認したら、基板からチップを手早く取り除きます。

外したチップを観察しましたが、目に見える明らかな破損は確認できませんでした。
この種の故障は、経験と専門知識がなければ原因の究明が難しい箇所です。

破損したチップは修復できないため、交換用のドナーパーツを用意します。
そのため、同一型番の機種を用意し、同様の手順でWi-Fiチップを取り外して流用します。
なお、ドナーチップはそのままでは実装できないため、清掃を行い、新しい「はんだボール」を作成した上で、お客様の基板に実装します。

チップがしっかりと実装できたことが確認出来たら、基板の補修は完了です。
無事に修理完了です!
すべてのパーツを元通りに組み上げて、電源を投入してみます。
無事に電源が入りました!
お客様の設定された壁紙も表示されたため、内部のデータも問題はなさそうです。
これで修理は無事に完了となります。

この度も基板復旧修理のご依頼を頂き誠にありがとうございます!
今回は比較的珍しい故障原因ではありましたが、無事に復旧まで辿り着くことができました。
スマートフォンの基板故障は、症状が同じように見えても原因が一つひとつ異なることが多く、解決までには専門的な知識や豊富な実績が必要となります。
当店では、日々蓄積している多数の修理事例をもとに、他店では断られてしまうような難易度の高い修理であっても、粘り強く原因の究明と復旧に取り組んでおります。
「他社で断られてしまった」「修理に出したが直らなかった」といった場合でも、ぜひ一度当店にご相談くださいませ。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Samsung |
|---|---|
| ブランド | Galaxy |
| シリーズ | S シリーズ |
| 機種名 | Galaxy S20 |
| 故障内容 | 電源が全く入らない |
| 作業内容 | Wi-Fiチップの交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

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|---|---|
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