Pixel 4a 5G 突然電源が入らなくなった【基板修理でデータを復旧!】
- 2026年4月19日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- Pixel, 代々木駅前店
- Pixel 4a 5G, 基板修理
目次
| 機種名 | Pixel 4a 5G |
|---|---|
| 故障内容 | 突然電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
使用中に突然電源が入らなくなってしまったGoogle「Pixel 4a 5G」
今回は、Google Pixel 4a 5Gをお使いのお客様より「突然電源が入らなくなってしまった」というご相談をいただきました。
落下や水没などの心当たりもないのに急に画面が真っ暗になり、充電器を挿しても全く反応しない状態になってしまったとのことです。
店頭で充電テスターを繋いで確認したところ、ほぼ電流が流れていないことが判明しました。
これまでの経緯や現在の症状から、メイン基板(マザーボード)の故障が強く疑われます。
このままでは大切なデータの取り出しも行えないため、早速分解して内部の検査を進めていきます。
面から分解して内部を点検します
Pixel 4a 5Gは画面側から分解していく構造になっています。
専用のツールと加熱マットを使用し、強力な粘着テープで固定されている画面パネルを慎重に開いていきます。内部の繊細なケーブルを断線させないよう、細心の注意を払って作業を進めます。

画面パネルと本体を安全に分離しました。

さらに分解を進め、メイン基板を覆っているカバーやフレームやプレートを取り外し、新しいバッテリーや画面パネルを仮付けして動作検証を行いましたが、症状は改善しませんでした。
これにより、部品の不良ではなくメイン基板(マザーボード)そのものに障害が発生していることが確定しました。

メイン基板を取り出して詳細に検査します
本体からメイン基板を取り出して、細かな検査を行います。

詳細な調査の結果、スマートフォンの頭脳であるCPU(Qualcomm製チップ)の周辺に問題があることが判明しました。
この場合は、長期間の使用による発熱や冷却の繰り返し、あるいは微小な衝撃の蓄積により、CPUチップと基板を繋ぐ「はんだボール」にクラック(ひび割れ)が生じ、接触不良を起こして電源が入らない状態になっていることが予想されます。
これを修復するには、チップを一度取り外してリボールを行い、再実装する必要があります。

CPUを取り外し、リボールします
それではCPUを外していきます。
プリヒーターとヒートガンを使用し、CPUに適切な熱を加えます。
CPUは熱に弱く、破損すると取り返しがつかないため非常にシビアな温度管理と風量調整が求められます。
はんだが溶けるタイミングを見極め、基板のパターン(配線)を剥離させないように慎重にCPUを取り外します。

無事に取り外した後は、基板側とチップ側の両方に残っている劣化した古いはんだや、チップを固定していた樹脂(アンダーフィル)を綺麗に清掃します。
清掃が完了したら、専用のステンシルとペースト状のはんだを使用し、熱を加えて新しいはんだボールを形成する「リボール」作業を行います。
この微細な接点(はんだボール)が一つでも欠けると正常に動作しないため、非常に繊細で高度な技術が求められる工程です。

チップを再実装して基板の補修は完了です
リボールが完了したチップを、基板上の元の位置へズレなく正確に配置し、再び熱を加えてしっかりと接合(再実装)させます。
実装後はしっかりと冷却と洗浄を行ってから組み上げテストへと移ります。

データそのままで無事に修理完了です!
修復を終えた基板を本体ケースに戻し、画面パネルやバッテリーを接続して仮組みの状態で動作テストを行います。
電源ボタンを押すと、無事に画面が点灯してシステムが起動しました!
動作確認を行ったところ、タッチ操作や通信機能なども正常で、お客様の大切な写真やアプリのデータもすべて元の状態のまま残っていることが確認できました。
あとは本組みを行なって、最終確認を行い修理完了です!

メーカーサポートや同業他社で「メイン基板の破損で修理できない」「データは初期化するしかない」と断られてしまったスマートフォンでも、今回ご紹介したような修復技術を用いることで、大切なデータを救出できるケースが多々ございます。
スマートまっくすでは、外注に頼らず自社内の専門スタッフが基板修理を担当しているため、迅速かつ的確な対応が可能です。
全国往復送料無料の便利な郵送修理サービスも実施しておりますので、お近くに頼れる修理店がない遠方のお客様も是非お気軽にお問い合わせください。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | |
|---|---|
| ブランド | |
| シリーズ | Pixel シリーズ |
| 機種名 | Pixel 4a 5G |
| 故障内容 | 突然電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

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