AQUOS sense6 ロゴから進まない原因はCPU?はんだ割れ修復でデータ救出
- 2026年1月18日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- AQUOS, 代々木駅前店
- AQUOS sense6, 基板修理
目次
| 機種名 | AQUOS sense6 |
|---|---|
| 故障内容 | ロゴ表示で落ちて電源が入らない(CPUのはんだボール割れ) |
| 作業内容 | CPUのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
電源を入れるとロゴの画面で落ちてしまう「AQUOS sense6」
SHARPのスタンダードモデル、AQUOS sense6をお使いのお客様より、「電源を入れるとロゴは表示されるが、すぐに画面が消えて電源が落ちてしまう」というご相談をいただきました。
再起動を繰り返すブートループとは異なり、一度ロゴが出た後にプツンと電源が切れてしまい、そこから進まない状態です。
充電ケーブルを繋いでも改善されず、ホーム画面まで辿り着けないため、現状データのバックアップも取ることができません。
キャリアショップやメーカー修理では「基板交換」となり、データが全て消去されてしまうことの多い症状ですが、当店では、通常のパーツ交換はもちろんのこと、基板そのものを修復することで、データを消さずに復旧させることが可能です。
それでは修理を行なっていきます。
分解し簡易的な検証から行なっていきます
まずは電源を切った状態で充電テスターを接続してみます。
0.106Aと非常に低い値しか流れません。
電源を入れてみると起動時の正常に近い電流(1.3A)は流れますが、すぐに電源が落ちてしまいます。
内部の異常は明らかなので、分解を行い簡易的なパーツ交換から試していきます。

今回の機種は画面から分解をする構造のため、液晶を痛めないように丁寧に剥がします。

次に、内部の金属プレートを外し、新品のバッテリーを仮付けして動作の確認をします。
残念ながら症状に全く変化は見られず、同様にロゴ画面で電源が落ちてしまいました。
こうなってくると故障箇所はメイン基板に絞られてきます。

メイン基板を検査します
メイン基板を本体から取り出し、テスターや安定化電源を用いて、コンデンサやその他パーツに破損がないか詳細な検査を行いましたが、目に見える破損や異常発熱箇所は見当たりませんでした。
「特に異常が見当たらない」といった場合は、これまでの修理経験から、メイン基板上の「CPUのはんだクラック」である可能性が極めて高い状態です。

CPUは、基板に対して数百〜千個以上の微細な「はんだボール」で接続されています。
しかし、日々の使用による発熱と冷却の繰り返し(熱収縮)や、落下などの物理的な衝撃が蓄積されると、このはんだボールに目に見えない亀裂(クラック)が生じることがあります。
結果として「ロゴで落ちる」「起動しない」という症状が引き起こされます。
これを直すには、CPUを一度基板から取り外し、劣化したはんだを全て取り除き、新しいはんだボールを形成し直す「リボール」と「再実装」を行う必要があります。
CPUを取り外し、清掃します
それではCPUを取り外していきます。
まずはCPUを覆っているシールドを取り外し、作業上邪魔になる放熱シリコンや、外周のモールドを取り外します。

CPU周辺は樹脂(アンダーフィル)で固められているため、ヒートガンで適切な熱を加えながら慎重に取り外します。
この時、温度が高すぎるとCPU自体が壊れ、低すぎると基板やCPUのパターン(回路)が剥がれてしまうため、熟練の温度管理が求められます。

無事に取り外すことができたら、CPUと基板に残っている古いはんだやアンダーフィルを丁寧に除去します。

チップをリボールして、基板に再実装します
先ほど清掃したCPUを型枠にはめて、専用のステンシルを乗せて、はんだペーストを塗布します。
再度熱を加えて、粒の揃ったはんだボールを作成できたら事前の準備は完了です。

後に、メイン基板の所定の位置へCPUを乗せて、温度を管理したヒートガンで熱を与えながら再接合します。

データそのままで無事に修理完了です!
補修の完了した基板を本体へ組み込んで、電源を入れてみたところ、無事に立ち上がりました!
各種アプリも残っていることが確認できたため、内部のデータも全て問題なさそうです。
最後に各種動作の確認を行なって、お客様へご返却となりました。
この度も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
AQUOS sense6に限らず、スマートフォンのロゴ落ちや突然の電源不良は、基板修理で直せる可能性が高い症状です。
他店で「基板交換しかない」「データは諦めてください」と言われてしまった場合でも、当店ならデータを守りながら復旧できるかもしれません。
スマートまっくすでは、来店はもちろんのこと、全国どこからでも往復送料無料で郵送修理を承っております。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | SHARP |
|---|---|
| ブランド | AQUOS |
| シリーズ | sense シリーズ |
| 機種名 | AQUOS sense6 |
| 故障内容 | ロゴ表示で落ちて電源が入らない(CPUのはんだボール割れ) |
| 作業内容 | CPUのリボールと再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

【東京】代々木駅前店
| 住所 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目32-12 HOUWAビル5F |
|---|---|
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| 電話番号 | 0120-991-990 |
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