BlackShark2 ゲーム中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】

目次

ゲームをプレイ中に、電源が落ちて、それから起動しなくなってしまった「Black Shark 2」

今回は、ゲーミングスマホ「Xiaomi BlackShark 2」の基板修理事例のご紹介です。
お客様によると、ゲームをプレイしている最中に突然電源が落ち、それ以降全く起動しなくなってしまったとのことでした。

同業他社様でバッテリー交換を試されたものの復旧せず、セカンドオピニオンとして当店にご依頼いただきました。
ゲーミングスマホは高負荷による発熱が原因で深刻な基板障害を引き起こすケースが多いですが、今回も同様の原因が予想されます。それでは早速分解・検証から行なっていきます。

【今回のポイント】
故障箇所:メイン基板のCPUとRAMチップのはんだボール割れ
修理内容:CPUとRAMチップのリボールと再実装
修理時間:1〜14日ほど(混雑状況によって前後します)
・データについて:データは完全そのまま
修理料金:36,800円(税込)→基板修理の詳細はこちら

事前の状態確認と簡易的な分解・検証を行います

まずは現在の状態を確認します。
充電テスターを挿してみると、「0.035A」という微弱な電流しか流れておらず、本体側には全く反応がありませんでした。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-9

状態の確認ができたので、分解して内部にアクセスします。

すでに一度他社で検証済みですが、新しいバッテリーを仮付けして症状が改善するか検証します。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-7

残念ながら症状の改善は見られませんでした。
こうなってくると、当初の見立て通り、メイン基板(マザーボード)に深刻な障害が発生していることが確実となりましたので、基板の修復作業へと移行します。

メイン基板を取り出して詳細に検査します

続けてメイン基板を取り出して、原因箇所の特定作業を行います。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-6

今回のような「ゲーム中の突然死」は、長時間の高負荷処理に伴うチップの発熱と冷却の繰り返しによって生じることが非常に多い印象です。

なお、今回の機種はCPUとRAMチップが重なる「二階建て構造(PoP)」で実装されており、それぞれが非常に微細な「はんだボール」で接続されています。このはんだボールに熱応力によるクラック(ひび割れ)が生じ、接触不良を起こしてしまうことが主要な原因となります。

調査の結果、やはりCPUとRAM周辺の接点に異常が起きていることが判明しました。
それでは修復作業を進めていきます。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-5

チップを取り外して清掃します

今回の症状を改善するためには、CPUとRAMチップを取り外し、リボールと再実装を行う必要があります。

まずは、専用のヒートガンを使用し、二階建て構造のCPUとRAMチップに適切な熱を加えていきます。
はんだが溶ける絶妙なタイミングを見極め、基板のパターン(配線)を剥離させないように慎重にチップを取り外します。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-4

無事に取り外した後は、基板側、CPU側、RAM側のそれぞれに残っている劣化した古いはんだや、アンダーフィルを徹底的に清掃します。
清掃が終わった後、専用のステンシルとペースト状のはんだを使用し、それぞれのチップに熱を与え、はんだボールを形成する「リボール」という作業を行います。

チップに均一なはんだの粒が作成できたら下準備は完了です。

BlackShark2 使用中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】-3

チップを再実装します

新しくはんだボールを形成したチップを、再び基板上の元の位置へ正確に配置し、熱を加えて接合(再実装)させます。
しっかりと実装できたことを確認したら、基板の補修作業は完了です。

バッテリーの挙動に異常が見られたので、追加で交換作業を行います

CPUのリボールと再実装を終えて基板をフレームに組み込んで、動作の確認を行います。
電流値もしっかりと上がり、無事にシステムが起動することを確認できました!

しかし、動作確認を続けているとバッテリーに少しおかしな挙動が見られました。
残量0%から充電を開始し、4%まで溜まったところで起動した直後、いきなりバッテリー残量表示が「86%」に飛んでしまいます。

おそらくバッテリー劣化が原因ですが、せっかく基板が直っても、この状態では急に電源が落ちるなど実用面で支障をきたしてしまいます。
お客様に状況をご報告し、バッテリー同時交換をご提案したところ、交換して修理を続行してほしいとのご希望をいただきました。

早速、新品のバッテリーへ交換したところ、正常に充電が行われ、残量表示の異常や突然のシャットダウンも起きないことをしっかりと確認できました。

データそのままで無事に修理完了です!

最後に各種動作確認をしっかりと行い、問題がなければ無事に修理完了です!
ゲームの大切なセーブデータや写真なども、すべて元の状態のまま救出することができました。

メーカーサポートや他店様で「メイン基板の破損で修理できない」「データは初期化するしかない」と断られてしまったスマートフォンでも、当店であれば大切なデータを救出できるケースが多々ございます。

突然の起動不良でお悩みの際は、諦める前にぜひ一度、お気軽に当店までご相談くださいませ。

作業の詳細 & 修理費用

メーカーXiaomi
シリーズBlack Shark
機種名

Black Shark2

故障内容ゲームプレイ中に突然電源が入らなくなった
作業内容CPUとRAMチップのリボールと再実装
作業時間

1日〜14日ほど
※予約状況・部品在庫によって前後します。

修理価格

36,800円(税込)
基板修理の詳細はこちら

修理店舗

[東京]代々木駅前店 

お問合せ

お問い合わせフォームはこちら

【東京】代々木駅前店

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