BlackShark2 ゲーム中に電源が落ちて起動しなくなった【基板復旧修理】
- 2026年4月22日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- Xiaomi, 代々木駅前店
- Black Shark 2, 基板修理
目次
| 機種名 | Black Shark 2 |
|---|---|
| 故障内容 | ゲームプレイ中に突然電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装、バッテリー交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【バッテリー】 14,800円 (税込) 詳細 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 ※複数箇所修理で上記より大幅割引あり。詳しくはお問合せください。 |
ゲームをプレイ中に、電源が落ちて、それから起動しなくなってしまった「Black Shark 2」
今回は、ゲーミングスマホ「Xiaomi BlackShark 2」の基板修理事例のご紹介です。
お客様によると、ゲームをプレイしている最中に突然電源が落ち、それ以降全く起動しなくなってしまったとのことでした。
同業他社様でバッテリー交換を試されたものの復旧せず、セカンドオピニオンとして当店にご依頼いただきました。
ゲーミングスマホは高負荷による発熱が原因で深刻な基板障害を引き起こすケースが多いですが、今回も同様の原因が予想されます。それでは早速分解・検証から行なっていきます。
事前の状態確認と簡易的な分解・検証を行います
まずは現在の状態を確認します。
充電テスターを挿してみると、「0.035A」という微弱な電流しか流れておらず、本体側には全く反応がありませんでした。

状態の確認ができたので、分解して内部にアクセスします。
すでに一度他社で検証済みですが、新しいバッテリーを仮付けして症状が改善するか検証します。

残念ながら症状の改善は見られませんでした。
こうなってくると、当初の見立て通り、メイン基板(マザーボード)に深刻な障害が発生していることが確実となりましたので、基板の修復作業へと移行します。
メイン基板を取り出して詳細に検査します
続けてメイン基板を取り出して、原因箇所の特定作業を行います。

今回のような「ゲーム中の突然死」は、長時間の高負荷処理に伴うチップの発熱と冷却の繰り返しによって生じることが非常に多い印象です。
なお、今回の機種はCPUとRAMチップが重なる「二階建て構造(PoP)」で実装されており、それぞれが非常に微細な「はんだボール」で接続されています。このはんだボールに熱応力によるクラック(ひび割れ)が生じ、接触不良を起こしてしまうことが主要な原因となります。
調査の結果、やはりCPUとRAM周辺の接点に異常が起きていることが判明しました。
それでは修復作業を進めていきます。

チップを取り外して清掃します
今回の症状を改善するためには、CPUとRAMチップを取り外し、リボールと再実装を行う必要があります。
まずは、専用のヒートガンを使用し、二階建て構造のCPUとRAMチップに適切な熱を加えていきます。
はんだが溶ける絶妙なタイミングを見極め、基板のパターン(配線)を剥離させないように慎重にチップを取り外します。

無事に取り外した後は、基板側、CPU側、RAM側のそれぞれに残っている劣化した古いはんだや、アンダーフィルを徹底的に清掃します。
清掃が終わった後、専用のステンシルとペースト状のはんだを使用し、それぞれのチップに熱を与え、はんだボールを形成する「リボール」という作業を行います。
チップに均一なはんだの粒が作成できたら下準備は完了です。

チップを再実装します
新しくはんだボールを形成したチップを、再び基板上の元の位置へ正確に配置し、熱を加えて接合(再実装)させます。
しっかりと実装できたことを確認したら、基板の補修作業は完了です。

バッテリーの挙動に異常が見られたので、追加で交換作業を行います
CPUのリボールと再実装を終えて基板をフレームに組み込んで、動作の確認を行います。
電流値もしっかりと上がり、無事にシステムが起動することを確認できました!
しかし、動作確認を続けているとバッテリーに少しおかしな挙動が見られました。
残量0%から充電を開始し、4%まで溜まったところで起動した直後、いきなりバッテリー残量表示が「86%」に飛んでしまいます。
おそらくバッテリー劣化が原因ですが、せっかく基板が直っても、この状態では急に電源が落ちるなど実用面で支障をきたしてしまいます。
お客様に状況をご報告し、バッテリー同時交換をご提案したところ、交換して修理を続行してほしいとのご希望をいただきました。
早速、新品のバッテリーへ交換したところ、正常に充電が行われ、残量表示の異常や突然のシャットダウンも起きないことをしっかりと確認できました。

データそのままで無事に修理完了です!
最後に各種動作確認をしっかりと行い、問題がなければ無事に修理完了です!
ゲームの大切なセーブデータや写真なども、すべて元の状態のまま救出することができました。
メーカーサポートや他店様で「メイン基板の破損で修理できない」「データは初期化するしかない」と断られてしまったスマートフォンでも、当店であれば大切なデータを救出できるケースが多々ございます。
突然の起動不良でお悩みの際は、諦める前にぜひ一度、お気軽に当店までご相談くださいませ。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Xiaomi |
|---|---|
| ブランド | Xiaomi |
| シリーズ | Black Shark シリーズ |
| 機種名 | Black Shark 2 |
| 故障内容 | ゲームプレイ中に突然電源が入らなくなった |
| 作業内容 | CPUとRAMチップのリボールと再実装、バッテリー交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【バッテリー】 14,800円 (税込) 詳細はこちら 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら ※複数箇所を同時修理される場合、2箇所目以降は大幅な値引きが可能です。詳細はお気軽にご相談ください。 |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

【東京】代々木駅前店
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|---|---|
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| 電話番号 | 0120-881-990 |
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