他店で修理不可のXperia 1 VIを復旧!電源が入らない原因はコンデンサ故障でした
- 2026年1月8日
- 2026年6月6日
- 修理ブログ
- Xperia, 代々木駅前店
- Xperia 1 Ⅵ, 基板修理
目次
| 機種名 | Xperia 1 Ⅵ (マークシックス) |
|---|---|
| 故障内容 | 二層基板内部のチップコンデンサ故障 |
| 作業内容 | チップコンデンサ交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
電源が入らない・他店で修理不可と診断された「Xperia 1 Ⅵ」を基板修理でデータ復旧
SONYのフラグシップモデルであるXperia 1 VI (マークシックス) をお使いのお客様より、「突然電源が入らなくなった」とのご相談をいただきました。
お客様は最初に別の修理店へ持ち込まれましたが、そこでは簡易的な部品交換と検査のみが行われ、「原因不明のため修理不可」として返却されてしまったそうです。
今回は、セカンドオピニオンとしてお引き受けしたXperia 1 VIの修理過程をご紹介します。
まずは簡易的な検査から試します
お預かり後、まずは端末を分解し原因の切り分けから行います。
最低限起動に関わる箇所はメイン基板、バッテリー、電源ボタンなどになりますが、メイン基板以外は簡易的に検査ができるため、一通り検査を実施します。

検査しましたが残念ながら特に異常は見受けられませんでした。この場合は消去法的にメイン基板が原因箇所となります。
基板を検査します
基板故障が疑われるため、メイン基板を取り出し、顕微鏡を用いて故障箇所の特定を行います。
表面上の損傷や焼損跡などを目視で点検しましたが、目立った異常は見当たらず、安定化電源やテスターを使用しても原因箇所は特定できませんでした。こうなってくると、基板表面の故障ではなく、二層基板内部の故障が疑われる状況となります。

二層基板の分離と故障箇所の特定
近年のハイエンドスマートフォンは、基板の実装密度を高めるために、2枚の基板を重ね合わせた「二層基板(スタック基板)」構造を採用しています。
この構造は省スペース化が実現する一方で、故障箇所の特定や修理の難易度を格段に高めています。
今回は表面からの検査では異常が見つからなかったため、二層基板を分離させて、内部の故障箇所を特定する必要があります。
では作業を行います。
プリヒーターやヒートガンを使用して、熱の管理をしっかりと行いながら慎重に基板を分離させます。
熱の管理を間違えると、内部のパーツが移動してしまい大惨事となるため、見た目以上に技術のいる作業です。

無事に分離できたら、基板それぞれの特定の回路に直流安定化電源を接続して電圧を印加します。
すると、片側の基板でショートが確認されました。

ここでサーモグラフィーカメラを接続して熱を発している箇所を探します。
見つけました。
写真ではわかりづらいですが、チップコンデンサの一つが異常発熱をしています。
原因を突き止めることができたので早速交換していきます。

チップコンデンサを交換して二層基板を再接合します
原因となっていた故障コンデンサを特定できたため、交換作業に入ります。
周囲のパーツに影響を与えないよう熱を管理しながらピンセットで慎重に取り除きます。

その後、適正な容量を持つ新しいコンデンサをはんだ付けします。
コンデンサ交換後は再度安定化電源にて通電テストを行い、ショートが解消されたことをしっかりと確認します。

最後に、分離していた二層基板を再び接合していきます。
接合面となるパッド部分に専用のはんだペーストを塗布し、熱を与え、均一なサイズのはんだボールを形成します。
このボールの粒が不揃いだと接合不良の原因となるため、高い精度で行います。
次に基板同士をズレがないように重ね合わせ、適切な温度で加熱して再接合をします。
(Xperiaシリーズは専用の治具が市場に流通していないケースが多く、この工程の成否は経験と技術に左右されます。)

無事に再接合できたことを確認したら、本体に組み込んでいきます。
データそのままで無事に修理完了です!
修復した基板を本体フレームに戻し、全てのパーツを組み上げて電源を投入します。
無事に電源が入りました!
各種動作も問題なく、お客様がダウンロードされたアプリも残っていることから内部データも問題なさそうです。
お客様へ完了のご連絡を行い、無事ご返却となりました。

この度も基板復旧修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
今回のような二層基板内部の故障修理には、高度な技術力と豊富な経験が不可欠です。
他店で「修理不可」と判断された場合でも、当店の技術であれば復旧できる可能性が十分にございます。
大切なデータを諦めてしまう前に、まずは一度お気軽にご相談ください。
スマートまっくすは「全国往復送料無料」で、旧機種から最新機種まで幅広く修理を承っております。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Sony |
|---|---|
| ブランド | Xperia |
| シリーズ | 1 シリーズ |
| 機種名 | Xperia 1 Ⅵ (マークシックス) |
| 故障内容 | 二層基板内部のチップコンデンサ故障 |
| 作業内容 | チップコンデンサ交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

【東京】代々木駅前店
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|---|---|
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| 電話番号 | 0120-991-990 |
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