Huawei Mate 9 急に電源が入らなくなった状態からのデータ復旧【基板修理】

目次

使用中に突然電源が落ちて起動しなくなってしまった「Huawei Mate 9」

今回は、長年愛用されている方も多い「Huawei Mate 9」の修理事例をご紹介いたします。
お客様によると、特に落としたりした記憶はないのに、突然電源が入らなくなってしまったとのことです。大切な写真や連絡先などのデータが内部に残ったままで、どうしても取り出したいという強いご希望で当店にご相談いただきました。

当店では、このような原因不明の起動不良でも、通常のパーツ交換から、高度な基板修理までワンストップでご対応が可能です。
それでは早速修理を行なっていきます。

【今回のポイント】
故障箇所:メイン基板のCPUとRAMチップのはんだボール割れ
修理内容:CPUとRAMチップのリボールと再実装
修理時間:1〜14日ほど(混雑状況によって前後します)
・データについて:データは完全そのまま
修理料金:36,800円(税込)→基板修理の詳細はこちら

状態確認と簡易的な部品交換を試します

まずはお預かりした端末の状態を充電テスターで確認します。
ケーブルを接続しても、電流は「0.133A」とほとんど流れておらず、正常な値には程遠い状態です。
画面には充電マークすら表示されません。

急に電源が入らなくなってしまった Huawei Mate 9の修理【基板復旧】-8

原因を特定するため、背面パネルを取り外して内部にアクセスします。

電源が入らない場合、バッテリーの完全な劣化や充電コネクタの故障などが原因であることも多いため、まずは検証用の交換バッテリーやその他の起動に関わるパーツを仮付けして動作確認を行います。
しかし、どのパーツを交換しても全く症状は改善しませんでした。

こうなってくると消去法的に原因はメイン基板(マザーボード)に絞られます。

急に電源が入らなくなってしまった Huawei Mate 9の修理【基板復旧】-7

メイン基板を取り出して細かく検査します

フレームからメイン基板を取り外して細かく検査します。

急に電源が入らなくなってしまった Huawei Mate 9の修理【基板復旧】-6

基板を覆っている金属製のシールドを外し、コンデンサやICチップなどを顕微鏡や安定化電源などを用いて隅々まで点検していきます。入念にチェックした結果、CPUやRAMチップ周辺に異常があることが確認できました。

急に電源が入らなくなってしまった Huawei Mate 9の修理【基板復旧】-5

昨今のスマートフォンでは、限られたスペースに部品を高密度で配置するため、基板上にCPUが実装され、さらにその真上にRAMチップが重なる「二階建て構造(PoP:Package on Package)」が採用されています。
これらは非常に微細な「はんだボール」によって接続されていますが、長期間の使用による発熱と冷却の繰り返しや、小さな衝撃の蓄積により、このはんだボールにクラック(ひび割れ)が生じ、正常に起動しない症状が多数発生しています。

今回も同様の原因が考えられるため、CPUとRAMチップの取り外しと再実装による改善を目指して引き続き作業を行います。

CPUとRAMチップを外します

修復するためには、この二階建てになっているチップを一度基板から取り外す必要があります。
ヒートガンを使用し、周囲のパーツを熱で破壊したりしないよう、耐熱テープで保護しながらシビアな温度管理のもとで熱を加えます。はんだが溶けるタイミングを見極め、基板のパターンを傷つけないよう慎重にCPUとRAMを取り外します。

急に電源が入らなくなってしまった Huawei Mate 9の修理【基板復旧】-4

リボールと再実装をします

無事に取り外したCPUとRAMチップには古いはんだやアンダーフィルがこびりついているので、熱を与えながら綺麗に除去します。地味な作業ですが、パターンに古いはんだや酸化被膜が残ったりしていると、リボールで失敗するため大切な作業です。

下地処理(清掃)が完了したら、専用のステンシルとペースト状のはんだを使用し、それぞれのチップの接点に新しく均一なはんだボールを形成する「リボール」を行います。
リボールが完了したチップを、再び基板上の元の位置へズレなく正確に配置し、適切な熱を加えて接合(再実装)させます。

データそのままで無事に修理完了です!

チップの再実装を終えた基板を十分に冷却・洗浄し、本体ケースに戻します。

組み上げが終わって電源ボタンを押すと…無事に画面が点灯し、システムが起動しました!
動作確認を行ったところ、タッチ操作やその他の機能にも問題はなく、お客様の大切な写真やアプリのデータもすべて残っていました。これで修理は完了です!

当店では、難易度の高い二階建てチップのリボール作業等も、すべて自社内の熟練スタッフが責任を持って担当しております。
全国どこからでも往復送料無料で郵送修理をご利用いただけますので、同様の症状でお困りの遠方のお客様も、まずはお気軽にご相談くださいませ。

作業の詳細 & 修理費用

メーカーHuawei
シリーズMate
機種名

Huawei Mate 9

故障内容使用中に突然電源が入らなくなった
作業内容CPUとRAMチップのリボールと再実装
作業時間

1日〜14日ほど
※予約状況・部品在庫によって前後します。

修理価格

36,800円(税込)
基板修理の詳細はこちら

修理店舗

[東京]代々木駅前店 

お問合せ

お問い合わせフォームはこちら

【東京】代々木駅前店

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