Xperia 1 Ⅱ 突然電源が入らなくなった【基板復旧修理】
- 2025年4月28日
- 2026年6月7日
- 修理ブログ
- Xperia, 代々木駅前店
- Xperia 1 Ⅱ, 基板修理
目次
| 機種名 | Xperia 1 Ⅱ (マークツー) |
|---|---|
| 故障内容 | ロゴストップ、起動不良 |
| 作業内容 | CPUとRAMのリボール、再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
突然電源が入らなくなってしまったXperia 1 Ⅱ
今回は使っていたら突然電源が入らなくなってしまったXperia 1 Ⅱの修理事例のご紹介です。
お預かり時に動作チェックを行ってみましたが、確かに全く電源が入らず、充電のアンペアも非常に低く充電ランプも光らない状態です。早速分解調査を行います。
早速分解を行い内部の検査をします
まずは起動に必要なバッテリー、充電口などを新しいパーツに仮で付け替えてみて電源が入るかチェックしましたが、電源は入らず、充電のアンペアもほとんど流れません。
こうなってくると基板の故障が疑われるため、基板を取り出して更に詳細な検査を行います。


基板の検査を行います
メイン基板を本体から取り出してショートが発生していないか、ダイオード値に異常が無いかなど検査を行います。

詳しく検査を行ったところCPUとRAMに異常があることがわかりました。
おそらくチップと基板をつないでいる「はんだボール」に破損が発生しているため、再実装による改善を狙って引き続き作業を進めます。
チップを取り外します
まずはチップを基板から取り外します。
上下から適切な熱を与えながら慎重に温めて、はんだを溶かして一枚ずつ外します。(今回のチップは二階建てになっています)
Xperia系はアンダーフィル(樹脂製の接着剤のようなもの)が硬い機種が多いため、取り外しには経験と技術が必要です。
無事に取り外せたら次に進みます。

リボールの準備をします
無事にチップを取り外せたら、基板とチップにこびり付いているはんだとアンダーフィルを綺麗に清掃します。
この際も熱を加えながら作業しますが、温度が高すぎたり、作業時間をかけすぎるとチップのダメージに繋がるため迅速に作業します。
清掃が完了したらリボールの準備は完了です。

はんだボールを作成します
清掃の完了したチップにステンシルを当ててはんだペーストを塗り込みます。
余分なペーストを拭き取ったら、上部から熱を加えてチップにはんだボールを作成します。
粒の整ったはんだボールが出来たら再実装の準備は完了です。(綺麗に出来ていないと実装後の動作不良に繋がります)

チップの再実装
リボールの完了したチップを一枚づつ基板に乗せて、熱を加えて再接合します。
2枚とも実装できたら基板の補修は完了です。

修理完了です!
補修の完了した基板を本体フレームに組み直します。
ある程度組み終わったら動作テストで電源を入れてみます。
問題なく立ち上がり、画面が表示されました!
内部のデータも問題なさそうです!
その後全てのパーツをしっかり組み上げ、細かな動作のチェックを行い作業は完了です。

今回も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
前回のXperia 1 Ⅳから立て続けにXperiaの起動不良のご依頼でした。
スマホの基板不良原因の故障は本当に多いですね、、
前回の記事と同様にフラッグシップモデルだからといって基板の強度が高いとは限らないのが現状です。
特にXperiaシリーズは高性能なぶん、熱や負荷がかかりやすく、長期間使用するうちに基板にダメージが蓄積されることがあります。
また、軽い落下や衝撃でも内部に影響が出る場合があるため、使用状況にかかわらず注意が必要です。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | Sony |
|---|---|
| ブランド | Xperia |
| シリーズ | 1 シリーズ |
| 機種名 | Xperia 1 Ⅱ (マークツー) |
| 故障内容 | ロゴストップ、起動不良 |
| 作業内容 | CPUとRAMのリボール、再実装 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

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|---|---|
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