充電器を繋いだら起動しなくなったAQUOS R7の修理【基板故障】
充電器を挿したら全く起動しなくなったAQUOS R7
今回は充電器を挿した所、全く起動しなくなってしまったAQUOS R7の修理事例のご紹介です。
お預かり時に充電器を挿してみると0.26Aほどしか流れていませんでした…
また、以前から怪しい症状があり「起動時のロゴで止まってしまう」こともあったようです。
USBパーツ自体の破損も考えられますが、複合的に考えると基板が怪しい感じがします…
まずは分解を行い調査します。
早速分解を行います!
怪しいメイン基板やUSB端子を外し取り検査を行います。
基板を詳しく検査します。
USB差込口に軽い腐食はありましたが導通がなくなるほどの酷い破損ではありませんでした。
こうなってくると基板が疑われます。
充電器を挿したら起動しなくなったとのことなので充電ICを疑い、掘り下げて検査を行います。
基板に電気を流しながらサーモカメラで確認すると、、
該当の箇所だけ発熱が見られます!
ICチップの取り外しと交換
発熱が見られた充電ICチップを取り外します。
この時点でテスターを使用し数値を確認。
他に破損が見受けられないため、新しいチップへの交換を行います。
無事に修理完了です!
基板の修理が完了したので、全てのパーツを組み直し起動確認を行います。
無事に起動しました!
データもすべて残っており、動作も問題が見られなかったため今回の修理も無事に完了です!
今回の故障の原因ですが、USB端子に軽い腐食があったことから、濡れた状態で充電器を挿してしまい、基板に規定以上の電気が流れICチップが破損したことが原因と予想されます。
昨今は防水の端末も非常に増えてきましたが、USB端子は変わらず無防備な状態です。
金属である以上はしっかり乾かさないと電気を流した時点で腐食が進行したりショートしたりすることがあります。特に夏場のプールなどでの使用の際は乾かしてから充電を行うなどの対策をされるのをオススメいたします。
作業の詳細 & 修理費用
メーカー | SHARP(シャープ) |
シリーズ | AQUOS |
機種名 | AQUOS R7 |
故障内容 | 充電後起動不良 |
作業内容 | 充電ICチップの交換 基板修理の詳細はこちら |
作業時間 |
1日〜7日ほど |
修理店舗 |