Xiaomi Redmi 12 5Gの電源が入らない症状の修理【基板復旧】
Xiaomi Redmi 12 5Gの電源が入らなくなってしまった
今回は使用中に突然電源の入らなくなってしまったXiaomi Redmi 12 5Gの修理事例のご紹介です。
お話を伺ってみると充電残量のある状態で急に電源が入らなくなってしまったとのことでした。
お預かり時に動作チェックを行ってみると0A(アンペア)と全く電気が流れていません。
データ取り出しが目的とのことなので早速作業を進めていきます。
まずは分解を行い検査します
まずは分解を行いパーツの仮付けやバッテリーの電圧チェックなどを行い改善が見られるか検査します。

色々試してみますが改善が見られません。
また、流れる電流も0Aのままです。
こうなってくるとメインボードが怪しいので更に詳しく検査をします。

基板を取り外して詳しく検査します
本体から基板を取り外して更に詳しく検査します。

様々な機材を用いて検査したところCPU周りに異常があることが判明しました。
こうなってくるとCPUのリボールと再実装を行う必要があります。

基板からCPUを取り外します
恐らくCPUと基板のはんだ接合部分が劣化して、はんだのクラックが起きている可能性があるため、一旦CPUを取り外しリボールと再実装を行います。
※リボールの詳細はこちら→Google Pixel 5a 起動不良修理
基板の上下からヒーターで温め、はんだを溶かして基板からCPUを取り外します。
この作業を上手く行わないとパターンの剥離が起こったり、CPUが破損してしまって再起不能になるので慎重に行います。

無事に取り外すことができました!
次の工程に進みます。
清掃とリボールを行います
取り外したチップと基板には、はんだや劣化したフラックスが残っているので全てキレイに清掃します。
清掃が完了したらステンシルを用いてはんだボールを作成(リボール)し準備は完了です。

チップを再実装します
ズレが無いようにCPUを設置して、熱を与えてはんだボールを溶かし、基板に再実装します。
しっかりと実装されたことを確認したら基板の補修は完了です。

無事に修理完了です!
補修の完了した基板を本体に組み付けて電源を投入したら無事に画面が立ち上がりました!
データも残っており、充電のアンペアも正常なので問題はなさそうです。
お客様に完了のご連絡を行い無事に修理完了です!

この度も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
AndroidスマートフォンのCPUはんだクラックは本当に多いですね、、、
特にXiaomiは品質にバラつきがあるのか突然の起動不良などが多いように感じます。
そのため普段からデータのバックアップを取るなど対策を行っておくことをオススメ致します。
当店のリボール・再実装修理はマイナー端末も含め幅広い機種にご対応が可能となっております。
また、セカンドオピニオンも積極的に受付を行っております。
他社修理失敗品なども多数の復旧事例がございますので、まずは諦めずにお気軽にご相談くださいませ。
作業の詳細 & 修理費用
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
シリーズ | Redmi |
機種名 | Redmi 12 5G |
故障内容 | 起動不良 |
作業内容 | CPUのリボール作業 |
作業時間 | 1日〜7日ほど |
修理料金 | 要お問い合わせ 基板修理の詳細はこちら |
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