AQUOS R6 落としてから電源が入らなくなった【基板復旧修理】

AQUOS R6 落としてから電源が入らなくなった【基板復旧修理】

目次

落としてから全く電源の入らなくなってしまった「AQUOS R6」

今回は落としてから全く電源の入らなくなってしまったSHARP「AQUOS R6」の復旧修理事例のご紹介です。

まずは店頭にて動作の確認を行いますがやはり電源が入りません。
充電テスターに繋いでみると0.357A(アンペア)と中途半端な電流が流れています。
落としたという経緯から考えるに基板の故障も考えられるため、早速分解検証を行っていきます。

まずは分解して部品の仮交換から行います

まずは簡易的な検査を行うために本体を分解します。

バッテリーなど、起動に関わる部品を一通りあたらしい物と交換してみますが、残念ながら症状の改善は見られませんでした。
消去法的に今回の故障箇所はメイン基板のようです。

メイン基板の故障箇所を特定します

フレームからメイン基板を取り出して故障箇所の特定作業を行います。

様々な検証を行った結果、CPUとRAM周りに異常があることがわかりました。
いつもの症状ですね、、、
おそらくチップと基板を繋いでいる「はんだボール」に割れが発生しているため、新たなはんだボールの作成とチップの再実装による改善を目指して作業を進めていきます。

チップの取り外しとリボールを行います

早速CPUとRAMチップを基板から取り外します。

プリヒーターで基板を予熱してから、ヒートガンで上から炙り、はんだを溶かして慎重に剥がします。
熱量を誤ったり、無理な力で剥がそうとすると簡単に破損してしまうため、高い技術が求められる作業です。

無事に取り外すことが出来たら、基板やチップに残ったはんだやアンダーフィルに熱を与えてしっかりと清掃します。

チップを再実装します

先ほど清掃の終わったチップにステンシルを当てて粒の揃ったはんだボールを作成します。
※リボールの詳細はこちらGoogle Pixel 5a 起動不良修理

あとはズレないように慎重に位置をあわせてチップを設置したら、再度熱を与えてはんだを溶かし、基板と接合します。
しっかりと実装できたことを確認したら基板の補修は完了です。

無事に修理完了です!

基板の補修が完了したので、フレームに組み込んで電源を投入します。
無事に起動しました!充電のアンペアも正常になり、内部のデータも問題ないことを確認できました。
これで修理は完了です。

この度も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。

落とした際によく思い浮かべるのは画面や背面パネルの破損ですが、実は内部の基板も破損することがあります。
特に、表面積の広いチップは落下時の衝撃が伝わりやすく、はんだ割れなどにつながりやすい構造をしています。
そのため、落としてから「頻繁にフリーズするようになった」「定期的に電源が切れる」などの症状が見られる場合は基板不良の予兆かもしれません。 同じようなお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談くださいませ。

作業の詳細 & 修理費用

メーカーSHARP(シャープ)
シリーズAQUOS
機種名AQUOS R6
故障内容全く電源が入らない(起動しない)
作業内容CPU、RAMチップのリボールと再実装
作業時間

1日〜7日ほど
※予約状況・部品在庫によって前後します。

修理料金要お問い合わせ
基板修理の詳細はこちら
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[東京]代々木駅前店 

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【東京】代々木駅前店

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