AQUOS R9 Pro 電源が入らない!基板修理でデータ復旧
- 2026年1月6日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- AQUOS, 代々木駅前店
- AQUOS R9 Pro, 基板修理
目次
| 機種名 | AQUOS R9 Pro |
|---|---|
| 故障内容 | メイン基板のPMIC故障、バッテリー故障 |
| 作業内容 | メイン基板のPMIC交換(リボールと実装)、バッテリー交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【バッテリー】 要お問合せ 詳細 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 ※複数箇所修理で上記より大幅割引あり。詳しくはお問合せください。 |
電源の入らなくなった「AQUOS R9 Pro」を基板修理でデータ復旧
SHARPのフラグシップモデルであるAQUOS R9 Proをお使いのお客様より「電源が入らなくなった」とのご相談をいただきました。
店頭にて動作の確認を行いますが、やはり電源が入らず、充電テスターを繋いでみても0.05Aほどと非常に低い数値を示しています。
バッテリー故障、基板故障など様々な原因が考えられますが、現状では原因の特定ができないため、まずは分解を行い、故障箇所の特定から行なっていきます。
まずは簡易的な検査をします
早速外装を分解し、内部の状態を確認します。
電源が入らない症状の場合、バッテリーの劣化や故障、電源ボタンの故障、あるいはメイン基板の故障、システムの不具合など複数の要因が考えられます。
そのため、まずは交換可能なパーツなどを取り替え、原因の切り分けを行なっていきます。
まずは過去のシリーズで不具合の多かった電源ボタンの故障を疑い、基板上の接点を直接導通させてみます。
残念ながら反応はなく、ボタン自体の故障も見受けられませんでした。
次にバッテリーのコネクタを脱着し、システムの一時的なエラーでないかを確認しますが、こちらでも電源は入らず、充電テスターの数値も低いままで改善は見られませんでした。

そこでバッテリーを新しいものに交換してみます。
なんと電源が入りました!
通常通り使用でき、充電も正常にされています。
しかしここで違和感を覚えました。
メイン基板が通常より熱を帯びている感じがします…..
経験からくる勘ではありますが、これは単なるバッテリーの故障ではなく、基板側の回路ショート(短絡)によって過電流が流れ、バッテリーそのものを破損させてしまった可能性も考えられる状態です。
そのため、早急に電源を落とし、引き続き基板自体の状態確認を行うことにしました。
基板の故障箇所を特定します
原因を特定するために、基板を取り出し直流安定化電源に接続して電流の挙動を確認します。
電圧を印加したところ、勝手に電流が流れる反応があり、回路内でショートが発生していることが確定しました。
やはり基板上に異常があるようです。

次に、サーモグラフィーカメラを使用して、基板上のどの部品が発熱しているかを確認します。
検査の結果、電力供給を管理する重要なICチップである「PMIC(パワーマネジメントIC)」にあきらかな温度上昇が確認されました。これにより、チップ内部でショートが発生し、故障していることが判明しました。
今回はPMICとバッテリー、どちらが発端となった故障かは明らかではありませんが、連鎖的に故障したことによって、起動不良が引き起こされていたことは間違いないようです。

PMICチップを取り外し、新しいものと交換します
原因箇所の特定が完了したため、故障したPMICの交換作業に移ります。
基板上には大小様々なパーツが実装されているため、ダメージを与えないよう、適切な温度管理のもとヒートガンを使用して故障したチップのみを取り外します。

無事に外れた後は、基板側の接点(パッド)をクリーニングし、ドナーとなる新しいチップにリボールを行い、再度熱を加えて基板に実装します。
普段からCPUなどの再実装を行なっているため、このサイズのチップであればそれほど難易度は高くありません。

データそのままで無事に修理完了です!
基板の復旧が完了したので、フレームに組み込んで、壊れてしまったバッテリーも新しいものに交換します。
電源を入れて、各種動作や発熱に問題が見受けられなければ修理は完了です。
大切なデータも全て残っており、無事お客様へご返却となりました。

この度も基板復旧修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
今回は、これまでの修理経験を活かし、根本的な故障原因を特定することで無事に復旧に至りました。
もちろん、精密機器の故障において100%の修復をお約束することは難しいものではございますが、当店では過去の膨大な実績とノウハウを活かし、あらゆる可能性を模索して復旧の可能性を最大化できるよう、日々技術の研鑽に励んでおります。
「他店で修理不可と断られた」「どうしても取り出したい写真や動画がある」「LINEのデータを引き継ぎたい」など、大切なデータのトラブルでお困りの際は、諦める前にぜひ一度当店までお気軽にご相談ください。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | SHARP |
|---|---|
| ブランド | AQUOS |
| シリーズ | R シリーズ |
| 機種名 | AQUOS R9 Pro |
| 故障内容 | メイン基板のPMIC故障、バッテリー故障 |
| 作業内容 | メイン基板のPMIC交換(リボールと実装)、バッテリー交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【バッテリー】 要お問合せ (税込) 詳細はこちら 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら ※複数箇所を同時修理される場合、2箇所目以降は大幅な値引きが可能です。詳細はお気軽にご相談ください。 |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

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|---|---|
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| 電話番号 | 0120-881-990 |
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