Zenfone 10 電源が入らない・起動しないを基板修理でデータ復旧
- 2025年12月10日
- 2026年5月29日
- 修理ブログ
- Zenfone, 代々木駅前店
- ZenFone 10, 基板修理
目次
| 機種名 | Zenfone 10 |
|---|---|
| 故障内容 | 突然電源が入らなくなった(起動しなくなった) |
| 作業内容 | 2層基板の分割と、内部のチップコンデンサ交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【基板復旧修理】 36,800円 (税込) 詳細 |
突然電源の入らなくなってしまった「ASUS Zenfone 10」
ASUSのコンパクトスマートフォンとして大人気のモデル「Zenfone 10 (AI2302)」が、電源が突然入らなくなってしまったというということでご相談をいただきました。
前日までは問題なく使用できていたが、朝起きると画面が真っ暗で、充電器を挿しても反応がない状態となっています。
店頭にて充電チェッカーを挿してみますが、0A(アンペア)と反応がなく、通電自体していないことが確認できました。
充電口の経年劣化であれば接触不良などの兆候が見られますが、ある日突然という今回のケースの場合は、内部のメイン基板ショートなども疑われる状況です。
それでは早速修理を行っていきます。

基板の故障箇所を特定するために分解します
Zenfone 10はそれほど複雑な構造では無いため、まずはサクッと分解します。
分解が完了したら、システムのクラッシュや内蔵バッテリーの故障も考え、バッテリー自体の検査や、脱着も念のため行います。

一通り検査しましたが、故障は見受けられませんでした。
それでは当初の見立通り、メイン基板の検査を行っていきます。

2層基板を分割します
近年のハイエンドスマホのメイン基板は、多くの機種で2枚の基板が重なり合った「2層構造」を採用しています。基板表面を検査しても異常が見あたらない場合、故障箇所はこの2層の間に発生している可能性が高くなります。
今回のケースでは残念ながら基板表面に原因箇所は見当たりませんでした。
そのため、2層基板をセパレートして内部の回路を修復していきます。
適切な温度管理を行い、はんだを溶かして慎重に基板を分割します。
少しでも温度管理を間違えると内部のパーツ位置が移動したり、破損してしまうため、見た目以上に高度技術が必要な作業です。

サーモグラフィーカメラを使用してショート箇所を特定します
基板の分割が完了したので、原因箇所の特定を行っていきます。
基板に直流安定化電源をつなぎ、微弱な電気を印加します。
サーモグラフィーカメラを使用して確認してみると、一箇所かすかに発熱の見られる箇所がありました。
どうやらチップコンデンサがショートしているようです。

コンデンサを交換して分割した基板をつなぎ直します
故障箇所の特定ができたので交換していきます。
コンデンサは極小なので、顕微鏡を覗きながら作業します。
フラックスを塗布して、ヒートガンとピンセットを使用してコンデンサを除去します。
あとは新しいチップコンデンサを取り付ければ原因箇所の復旧は完了です。

その後、片側の基板をリボールして、2枚の基板を再接合します。
分割時と同様に熱の管理に気をつけながら慎重に作業します。

データそのままで無事に修理完了です!
基板の再接合が終わったら、メイン基板を本体に組戻して、電源を入れてみます。

無事に電源が入りました!
ホーム画面も問題なく表示されたため、内部のアプリや写真、LINEのデータなども問題は無さそうです。
あとは背面パネルを貼り付けて、無事にお客様へご返却となりました。

Zenfone 10のような2層基板の修理は、高度な技術と適切な機材が必要です。
「突然電源が入らなくなった」「充電できない」「他店で修理不可と断られた」といった場合でも、基板修理によって復旧できる可能性は十分にあります。
大切なデータを諦める前に、まずは一度ご相談くださいませ。
今回の作業内容と修理料金まとめ
| メーカー | ASUS |
|---|---|
| ブランド | ASUS |
| シリーズ | Zenfone シリーズ |
| 機種名 | Zenfone 10 |
| 故障内容 | 突然電源が入らなくなった(起動しなくなった) |
| 作業内容 | 2層基板の分割と、内部のチップコンデンサ交換 |
| 作業時間 | 1日〜14日ほど ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
| 修理料金 | 【電源が入らない・起動しない】 36,800円 (税込) 詳細はこちら |
修理担当者

久保田
このような症状は、単純なバッテリー交換や画面交換では改善しないことも多く、実際には基板内部の故障が原因となっているケースがあります。特に、大切な写真やLINE、仕事のデータが入っている端末の場合、無理な通電や誤った修理によって状態が悪化してしまうことも少なくありません。突然の故障だからこそ、表面的な部品交換だけではなく、基板レベルで原因を見極められる専門技術者による診断が重要です。「もう直らないかもしれない」と感じた端末でも、復旧できる可能性は残されているかもしれません。
iPhone・Androidを問わず幅広い機種に対応し、一般的なパーツ交換では改善しない重度故障の解析・復旧を得意としている。
特に、「電源が入らない」「起動途中で停止する」「充電反応が不安定」「発熱を伴うショート」「データだけでも取り出したい」といった高度障害案件に対し、基板レベルでの診断・修復を行っている。
基板上の電圧ライン解析、リーク調査、ショート箇所特定、サーモグラフィを用いた故障診断に加え、CPU・UFS/eMMC・RAM・PMICなどBGAチップのリボールや移植作業にも対応。
回路図・情報が少ない機種においても、実測値や回路推測から故障箇所を絞り込み、データ保持を前提とした復旧を得意としている。
「メーカー修理不可」「データ復旧不可」と案内された端末でも、最後まで可能性を追求し、復旧へ繋げる高度な基板修理技術を強みとしている。
この記事の修理を担当した店舗

【東京】代々木駅前店
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|---|---|
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| 電話番号 | 0120-881-990 |
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